万成村
まんなりむら
[現在地名]岡山市万成東町・万成西町・谷万成一―二丁目
津島村の南西、矢坂山北麓にある。村の北側を笹ヶ瀬川が南西流し、対岸は東楢津村・首部村。枝村に谷(谷万成)がある。山陽道が通過、街道沿いに茶店があり、城下栄町千阿弥橋からの一里塚がある(「中国行程記」山口県萩市郷土博物館蔵)。寛永備前国絵図に村名がみえ、高三九〇石余。「備陽記」によると田畑二九町余、家数五六・人数二九四。文化年間の「岡山藩領手鑑」では直高四八〇石余、蔵入と家臣六名の給地。田高三二一石余・畑高四九石余、家数八〇(本村三〇・谷三四・往還端一〇・新屋敷六)・人数三七九。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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