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万木城 まんぎじょう

日本の城がわかる事典の解説

まんぎじょう【万木城】

千葉県いすみ市(旧夷隅郡夷隅町)にあった山城(やまじろ)。土岐頼元(元頼)が応永年間(1394~1428年)に築いた城とされている。頼元は摂津富山城から安房に来て安西氏に仕え、後に里見氏に臣従したともいわれるが出自は不明である。天文の内訌後の後期里見氏の武将の中で、万木城主の土岐為頼は大多喜城(夷隅郡大多喜町)の正木時茂、東金城(東金市)の坂井敏房とともに勇将として知られた。しかし、1564年(永禄7)の第二次国府台合戦では、里見方として出陣したものの、戦場で北条方に寝返った。小田原の役の前年の1589年(天正17)、土岐頼春は豊臣秀吉の北条攻めの備えとして、小田原城に300騎を派遣した。それを見計らって庁南城(長生郡長南町)の武田豊信(信栄)や里見義頼が万木城を急襲したが、頼春はこれを撃退している。その直後に大多喜城主の正木時茂が万木城を包囲したが、これも撃退している。しかし、翌1590年(天正18)の小田原の役で、万木城は徳川家康家臣の本多忠勝に攻められて落城し、土岐氏は滅亡、万木城は廃城となった。いすみ鉄道国吉駅から徒歩約50分。◇万喜城とも記される。

出典 講談社日本の城がわかる事典について 情報

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