里見義頼(読み)さとみよしより

改訂新版 世界大百科事典 「里見義頼」の意味・わかりやすい解説

里見義頼 (さとみよしより)
生没年:?-1587(天正15)

戦国大名安房岡本城主。義弘長男(弟ともいう)。家督相続後,上総大多喜(おおたき)城主正木憲時の反逆に遭う。この反乱鎮定したが,さらに北条氏の進出に苦しんで勢力振るわず,上総南部,安房を維持するにとどまった。義頼は父祖に倣って領国統治の文書に印文〈義頼〉の方形印章,および竜印章を用いたことが知られている。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「里見義頼」の解説

里見義頼 さとみ-よしより

?-1587 織豊時代武将
里見義尭(よしたか)の子。兄里見義弘の養子となる。義弘は安房(あわ)を義頼に,上総(かずさ)を実子梅王丸にあたえた。義頼はこれを不満とし,義弘の死後,梅王丸を捕らえて出家させ,義弘の遺領をすべて相続した。天正(てんしょう)15年10月26日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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