万里小路通房(読み)マデノコウジ ミチフサ

20世紀日本人名事典 「万里小路通房」の解説

万里小路 通房
マデノコウジ ミチフサ

明治〜昭和期の伯爵 侍従



生年
嘉永1年5月27日(1848年)

没年
昭和7(1932)年3月4日

出生地
京都

経歴
父は堂上公家・正二位万里小路博房。慶応元年右少弁。3年王政復古の際、書記御用掛となり、明治元年2月参与、軍防事務局親兵掛兼任。同年8月奥羽追討総督府参謀として東北出征、2年6月戊辰戦争の功により賞典禄100石を賜わる。同年12月洋行を命ぜられ渡英。7年帰国後、工部省宮内省奉職、15年侍従となる。17年伯爵。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「万里小路通房」の解説

万里小路通房 までのこうじ-みちふさ

1848-1932 明治-昭和時代前期の華族
嘉永(かえい)元年5月27日生まれ。万里小路博房(ひろふさ)の長男。戊辰(ぼしん)戦争では大総督府参謀として東北に従軍。イギリス留学後,工部省,宮内省につとめる。伯爵。貴族院議員。昭和7年3月4日死去。85歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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