三代町(読み)みしろちよう

日本歴史地名大系 「三代町」の解説

三代町
みしろちよう

[現在地名]中央区日本橋兜町にほんばしかぶとちよう

坂本さかもと町の南、もみじ川の東岸に沿い、街路に囲まれたほぼ正方形の一画。江戸時代は松下まつした町一丁目・神田新銀かんだしんしろがね町・神田塗師かんだぬし(現千代田区)の三町の代地となったところで、俗に三代地と称されていた(御府内備考)。以前は武家地で、寛永年間(一六二四―四四)以来旗本小笠原氏らの屋敷で、享保(一七一六―三六)の初めには下野壬生藩鳥居氏屋敷となっていたが、同六年の火災で焼失した松下町一丁目など三町の代地となった(沿革図書・「東京府志料」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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