三大寺廃寺(読み)さんだいじはいじ

日本歴史地名大系 「三大寺廃寺」の解説

三大寺廃寺
さんだいじはいじ

[現在地名]米原町枝折

塚原つかはら古墳群に重なって所在する七世紀後半から八世紀前半にわたる寺跡。西側を丹生にう川、北側を天野あまの川が流れ、遺跡天野川の間を旧中山道が東西に走る。寺域については不明だが、字寺尾塚原てらおつかはらから多量の瓦が出土しており、ここを中心に広がると考えられる。この付近に随泉ずいせん寺・福遊ふくゆう寺・多聞たもん寺とよばれる寺があったと伝えられることから遺跡名が付けられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android