ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三宅義信」の意味・わかりやすい解説
三宅義信
みやけよしのぶ
ウエイトリフティング選手。高校在学中にウエイトリフティングを始めた。法政大学在学中の 1960年,ローマ・オリンピック競技大会のバンタム級で銀メダルを獲得。1962年同大学卒業後,自衛隊に入隊。1964年東京オリンピック競技大会に自衛隊体育学校から選手として出場,フェザー級で世界新記録を樹立して日本の大会金メダル第1号となった。1968年のメキシコシティー・オリンピック競技大会フェザー級でも優勝,オリンピック 2連覇を成し遂げた。さらに,1972年ミュンヘン大会で 4位となり,4回連続オリンピック入賞を果たした。世界選手権大会でも 4回優勝して,日本ウエイトリフティング軽量級の黄金時代を築いた。身長 155cmで,「小さな巨人」といわれた。1993~97年自衛隊体育学校校長,2004年アテネ・オリンピック競技大会代表監督を務めた。1997年紫綬褒章,2011年瑞宝小綬章受章。(→ミュンヘン・オリンピック競技大会)
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