日本歴史地名大系 「三崎通」の解説 三崎通みさきどおり 三重県:桑名市桑名城下三崎通[現在地名]桑名市三崎通北魚(きたうお)町の西にあり、東西の長さ一七〇間の町屋敷地。西端に三崎御門があり、門外は桑名郡北筋への通路の美濃街道である。三崎は桑名が三つの洲崎から成立っていることからの名称で、桑名の旧称であった。その名残を当町に名付けたと思われる。伊勢国一三郡のうち他郡はすべて縦(東西)に長いが、桑名郡のみ横(南北)に長い郡であったため、桑名郡のことを横郡(よこのごおり)とも称した。それにちなみ当町のことも横郡町と称していたが、寛文(一六六一―七三)頃に廃されたといわれる(桑名志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報