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三方原台地 みかたはらだいち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三方原台地
みかたはらだいち

静岡県南西部,浜松市の南東部にある洪積台地。標高 30~90mで,北東から南西に向かってゆるやかに傾斜している。東は天竜川に,北は都田川に境され,西は浸食谷の発達により浜名湖が浸入し,南は海食崖遠州灘に臨む。礫層の上にローム層が堆積する酸性土壌で,地味はやせて地下水が深く,東海道筋に位置しながら,長く原野として放置されていた。江戸時代は入会採草地で,明治初年,士族が授産により入植し,茶園を開き開発が始まった。近年は茶,ミカンを中心に,ハクサイの栽培や米作も行なわれる。 1968年天竜川秋葉ダムから三方原用水が引かれ,台地全域の灌漑が行なわれるようになるとともに都市的土地利用が進められ,楽器,自動車関係の工場が立地し,住宅地化が進んだ。徳川家康武田信玄三方ヶ原の戦い (1572) で知られ,古戦場犀ヶ崖が残るほか,台地東縁に三方原古墳群がある。

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世界大百科事典内の三方原台地の言及

【扇状地】より

…河谷の谷口を頂点として,河川によって運搬された砂礫が平地に向けて半円錐形に堆積した地形。扇状地の頂点に近い部分を扇頂,中央部を扇央,末端部を扇端とよぶ。乾燥地域の山麓部に扇状に発達し,主として浸食作用によって形成された岩石扇状地と区別する場合には,特に沖積扇状地とよぶ。
[扇状地の形成条件]
 扇状地が形成されるためには,上流地域の地形,地質,気候,植生に関する諸条件と,形成される場所の地形,地質的条件が重要な意味を持つ。…

※「三方原台地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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