三枝彦雄(読み)サイグサ ヒコオ

20世紀日本人名事典 「三枝彦雄」の解説

三枝 彦雄
サイグサ ヒコオ

大正・昭和期の物理学者 東北帝国大学教授。



生年
明治23(1890)年1月

没年
昭和23(1948)年2月9日

出生地
山梨県

学歴〔年〕
東北帝大理科大学物理学科〔大正4年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔大正9年〕

経歴
大正7年東北帝大理学部講師、11年助教授、13年欧米出張、15年教授となった。学術会議会員。電媒質理論と実験、水晶の電気的性質追求、また高電圧発生のバン・デ・グラーフ装置を作り、仙台で最初の原子核研究を手がけた。著書「最近に於ける物理学の発達」「新電子論」「相対性理論」「電磁気学」「電磁場論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三枝彦雄」の解説

三枝彦雄 さいぐさ-ひこお

1890-1948 大正-昭和時代の物理学者。
明治23年1月生まれ。三枝彦太郎の子。大正15年東北帝大教授となる。電気回路電磁波,さらに水晶の電気的性質や原子核などを研究した。昭和23年2月9日死去。59歳。山梨県出身。東北帝大卒。著作に「新電子論」「相対性理論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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