日本歴史地名大系 「三森峠」の解説 三森峠さんもりとうげ 福島県:郡山市旧逢瀬村・片平村地区多田野村三森峠郡山から猪苗代湖南岸に至る道(三森道)の奥羽山脈にある標高八〇八メートルの峠。峠頂上の三森峠遺跡からは多数の縄文土器と隅丸方形の縄文時代の住居跡が発見された。古代には安積(あさか)と会津地方を結ぶ古道があったとみられ、当峠にまつわる源義家伝説がある(郡山市史)。江戸時代には会津藩の廻米路の一つとして利用され、会津若松から猪苗代湖上の舟運で湖南の舟津(ふなつ)浜、そこから当峠越で多田野(ただの)、新城(しんじよう)(現大信村)、泉崎(いずみざき)(現泉崎村)へ出た。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by