三櫓(読み)さんやぐら

精選版 日本国語大辞典 「三櫓」の意味・読み・例文・類語

さん‐やぐら【三櫓】

  1. [ 一 ]さんざ(三座)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「当特の俳優其此を評せし物にて其論三櫓(サンヤグラ)と共に高し」(出典評判記・三ケ津役者評判記(1850頃)序)
  2. [ 二 ] 江戸深川の岡場所である表櫓裏櫓裾継(すそつぎ)三所のこと。また、そこの遊女
    1. [初出の実例]「さんやぐらのあそびの面白味より」(出典:黄表紙・啌多雁取帳(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android