面白み(読み)おもしろみ

精選版 日本国語大辞典 「面白み」の意味・読み・例文・類語

おもしろ‐み【面白み】

  1. ( 形容詞「おもしろい」の語幹に「み」の付いたもの。→ )
  2. おもしろいので。
    1. [初出の実例]「ぬばたまの夜渡る月を(おもしろみ)わが居る袖に露そ置きにける」(出典万葉集(8C後)七・一〇八一)
  3. ( 多く、「思う・為(す)」にかかって ) 「おもしろく…する」「おもしろく…おもう」の意を表わす。
    1. [初出の実例]「春さりて 野辺を廻(めぐれ)ば 面白見(おもしろみ) われを思へか さ野つ鳥 来鳴き翔(かけ)らふ」(出典:万葉集(8C後)一六・三七九一)

おもしろ‐み【面白味】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形容詞「おもしろい」の語幹に接尾語「み」の付いたもの ) おもしろいこと。また、その度合。転じて、おもしろさのあじわい。
    1. [初出の実例]「初学の人人の耳に入れ置て、言はば面白みをつけ」(出典:古道大意(1813)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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