三次元ホログラム(読み)さんじげんホログラム(英語表記)three-dimensional hologram

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三次元ホログラム」の意味・わかりやすい解説

三次元ホログラム
さんじげんホログラム
three-dimensional hologram

比較的透明な厚い写真乾板を用いて立体的に干渉縞を記録したホログラムで,体積ホログラムともいう。通常のホログラムと異なり,作成には乾板に対して一方から物体光,他方から参照光を照射する。 G.リップマンの天然色写真と同じ原理で,乾板の厚さの方向にも定在波,つまり明暗の縞が生じ,三次元的な干渉縞のホログラムができる。三次元ホログラムを再生するときの,またホログラムをつくったときの物体光と同じ波長単色光だけしか明暗の層を通さないので,ホログラムに当てる光は白色光でよい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android