日本歴史地名大系 「三津田村」の解説 三津田村みつたむら 兵庫県:三木市三津田村[現在地名]三木市志染町三津田(しじみちようみつた)上(かみ)村・池野(いけの)村の東、志染川の支流山田(やまだ)川流域に位置し、志染谷最奥部に立地する。南は明石郡栄(さかえ)村(現神戸市西区)・摂津国八部(やたべ)郡衝原(つくはら)村(現同市北区)。中世は現在の神戸市北区北西端付近から当地にかけて所在した淡河(おうご)庄に属し、東は六条八幡宮(現京都市下京区)領摂津国山田(やまだ)庄(現神戸市北区)に接したため、境界をめぐる争いが室町時代初期から頻発した。康正元年(一四五五)九月日の淡河庄百姓等申状案(醍醐寺文書)に三津田村とみえる。同申状案によれば、近年山田庄民らが当村内の作和谷(さくわたに)山に侵入し山木を伐採したため、法にまかせて済物を徴収した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by