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満願寺 まんがんじ

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防府市歴史用語集の解説

満願寺

 萩の城内にあった真言宗[しんごんしゅう]の寺で、周防[すおう]・長門[ながと]の真言宗で最も上位の寺でした。支配する寺が81ヶ所あり、阿弥陀寺[あみだじ]もその1つです。もとは毛利[もうり]氏の本拠地だった広島県吉田町の郡山城[こうりやまじょう]の中にありましたが、毛利氏とともに萩に寺がうつり、現在は防府天満宮の西側に寺の場所がうつっています。

出典|ほうふWeb歴史館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

満願寺
まんがんじ

栃木市出流(いずる)町にある真言(しんごん)宗智山(ちざん)派別格本山。出流山千手院(せんじゅいん)と号する。本尊は千手観音菩薩(かんのんぼさつ)。出流観音ともよばれ、坂東(ばんどう)三十三所第17番札所。日光開山の勝道上人(しょうどうしょうにん)により767年(天平神護3)開創、820年(弘仁11)弘法大師(こうぼうだいし)空海が立ち寄り、霊像を刻し納めたのが現在の本尊と伝えられる。江戸時代に徳川家光(いえみつ)のころより朱印50石を受け、守護使不入の地として10万石の格式を与えられ、山内には7か寺2坊を配して威勢盛んであった。戦国時代以降、当山派修験(しゅげん)に属し、日光修験僧はかならず一度は当寺での修行を定められており、また伊勢(いせ)参拝者や出羽(でわ)三山詣(もう)での道者などが巡拝するため参詣(さんけい)者が多かった。本堂(大御堂(おおみどう))は江戸中期に再建されたもので、日本三御堂の一つ。本堂の裏、剣ヶ峰の中腹に七つの霊窟(れいくつ)(鍾乳洞(しょうにゅうどう))があり、とくに観音霊窟は当山の奥の院とされる。幕末、討幕の志士が当山にこもり殉国した出流山天狗(てんぐ)事件は有名である。[中山清田]

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