デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三田村熊吉」の解説 三田村熊吉 みたむら-くまきち 1832-1890 明治時代の興行師。天保(てんぽう)3年生まれ。はじめ動物の見世物師で,通称は鳥熊。明治18年上方の若手役者をひきい,東京本郷の春木座で歌舞伎を興行。座席自由,下足無料などの観客サービスで鳥熊芝居と評判をとったが,劇場主にきらわれ,翌年大阪にもどった。明治23年4月18日死去。59歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例