三若村
みわかむら
[現在地名]三次市三若町
上田村の西、美波羅川沿いの沖積平野に集落が点在するが、村域は東西に長く西側の山中には芋面・久留比などの枝郷があり、三次郡下志和地村に接する。地名は現海渡町の帰海寺にある和智豊実寄進の天文一二年(一五四三)の木造薬師如来坐像胎内墨書銘に「備後国三谷郡三若之内、天医山帰海寺」とみえる。
江戸時代を通じて広島藩領で、元和五年(一六一九)の備後国知行帳には「三はか村」として高七一四・六四三石を記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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