デジタル大辞泉 「三解脱門」の意味・読み・例文・類語 さん‐げだつもん【三解脱門】 仏語。解脱に至る方法である3種の三昧さんまい。一切を空と観ずる空解脱、一切に差別相のないことを観ずる無相解脱、その上でさらに願求がんぐの念を捨てる無願解脱。三三昧さんざんまい。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「三解脱門」の意味・読み・例文・類語 さん‐げだつもん【三解脱門】 〘 名詞 〙 仏語。解脱を得て、涅槃(ねはん)に通入する三種の三昧。万有の空を観ずる空解脱、万有の差別相のないことを観ずる無相解脱、これらの解脱に従って、さらに願求の念を離れる無願解脱の三種をいう。三三昧(さんざんまい)。三解脱。[初出の実例]「三聚浄戒香薫じて、三解脱門風涼しきに、思ひあつかふ煩悩の焔皆滅除すらんと覚ゆ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉のうてな)[その他の文献]〔仏説法印経〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例