三輪草(読み)さんりんそう

精選版 日本国語大辞典 「三輪草」の意味・読み・例文・類語

さんりん‐そう ‥サウ【三輪草】

〘名〙 キンポウゲ科多年草。北海道・本州中北部の山地の林下に生える。高さ一五~三〇センチメートルになり、全体に粗毛が生える。根生葉は長い柄があり三個の小葉からなる。各小葉は卵形でさらに二、三裂し、縁に不規則な欠刻鋸歯(きょし)がある。茎は数本が叢生し、上部根生葉によく似た三個の総苞葉がある。初夏、総苞葉から二、三個の花柄を出し、先端に五個の花弁状萼片からなる白花をつける。花径は一~一・七センチメートルくらい。葉の液汁は虫さされに効くという。ときわいちげ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「三輪草」の解説

三輪草 (サンリンソウ)

学名Anemone stolonifera
植物。キンポウゲ科の多年草,高山植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android