三離御嶽
みちやーりうつかん
[現在地名]竹富町古見
前良川の河口右岸、前良橋南詰の湿地帯に位置する。地元ではミチャーリウッカンという。一帯はサキシマスオウノキ、クバ(ビロウ)、ヒルギ、サワフジ、クロツグなどの樹木の生茂る密林で、とくにサキシマスオウノキ群落は国の天然記念物に指定されている。「琉球国由来記」にみえる三離・カメ山・シタツ・ヲカ・小離(平西)・与那良の六御嶽を古見のムーヤマ(六山)という。同書によると当御嶽の神名はフナフラ御嶽、イベ名はマイヒキヒウモイで、由来は不詳。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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