上ノ別府遺跡(読み)かみのびゆういせき

日本歴史地名大系 「上ノ別府遺跡」の解説

上ノ別府遺跡
かみのびゆういせき

[現在地名]高鍋町持田

小丸おまる川河口付近、左岸に広がる川南かわみなみ台地から小丸川に向かって張出す舌状台地上に立地する。地元では「うえんびゅう」とよぶ。昭和五四年(一九七九)に発掘調査が行われ、竪穴住居跡九軒・掘立柱建物跡二棟が検出された。住居跡からは大量の土師器須恵器が出土しており、六世紀後半の年代が与えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 川南 集落 もち

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android