日本歴史地名大系 「上ノ岳」の解説 上ノ岳かみのたけ 富山県:総論立山連峰上ノ岳立山連峰の南部、薬師(やくし)岳の南方にそびえる。標高二六六一・二メートル。大山(おおやま)町と岐阜県神岡(かみおか)町にまたがり、越中名を上ノ岳、飛騨名を北(きた)ノ俣(また)岳という。ゆったりとした山容で、そのなだらかな斜面はハイマツの樹海、高山植物の草原となって北の太郎(たろう)山(二三七二・九メートル)・太郎兵衛(たろべえ)平に続く。元禄一三年(一七〇〇)の奥山御境目見通絵図(県立図書館蔵)はじめ、ほとんどすべての新川郡絵図に記載されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by