上七曲村(読み)かみななまがりむら

日本歴史地名大系 「上七曲村」の解説

上七曲村
かみななまがりむら

[現在地名]藤島町三和みわ

越後京田えちごきようでん村の北に位置し、東は四ッ興屋よっこうや村。北を江戸街道が通る。近世初期には下七曲村と一村で七曲村と称し、元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録では高三〇七石余。寛永元年庄内高辻帳では高四三一石余。まもなく上下二村に分村したようで、正保庄内絵図(本間美術館蔵)では上七曲村として高二九四石余。なお正保郷帳には上七曲村として高四九四石余とあり、下七曲村分も含んでいるとみられる。弍郡詳記では免四ツ二分、家数一四。慶安二年(一六四九)庄内藩領から松山藩領となったが、寛文三年(一六六三)庄内藩領に復帰した(大泉紀年)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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