上代継村(読み)かみよつぎむら

日本歴史地名大系 「上代継村」の解説

上代継村
かみよつぎむら

[現在地名]あきる野市上代継

南東は牛沼うしぬま村、北東は下代継村に接し、北は秋留あきる台地で、南は秋川が東流する。村のやや北側を五日市街道、集落の中心部を八王子への道が通る。天正二年(一五七四)八月一一日の讃岐用人回状写(風土記稿)の宛所の村々の一つとして代継がみえ、讃岐用人が秋川流域の村々の当番衆に讃岐役所への集合を命じたものという。しかしこの文言は近世的で検討を要する。田園簿に代継村とみえ、田一一石余・畑二三七石余で、幕府領。元禄郷帳でも代継村として高三八三石余。享保三年(一七一八)二村に分立したとされるが、享保六年の山之根村高改帳でも代継村とあり、幕府領三六五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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