上僊(読み)ジョウセン

デジタル大辞泉 「上僊」の意味・読み・例文・類語

じょう‐せん〔ジヤウ‐〕【上×僊/上仙】

天に昇って仙人になること。
貴人の死を敬っていう語。
仙人のうちで、すぐれた者。

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精選版 日本国語大辞典 「上僊」の意味・読み・例文・類語

じょう‐せんジャウ‥【上僊・上仙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天にのぼって仙人となること。
    1. [初出の実例]「千秋万歳の後には上仙して去る」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)四)
    2. [その他の文献]〔荘子‐天地〕
  3. 仙人のうちで一番すぐれたもの。第一級の仙人。〔墉城集仙録‐金母元君〕
  4. 帝王崩御。また、貴人の死ぬことを敬っていう語。
    1. [初出の実例]「黄帝の上仙せられたは此道なりと云ぞ」(出典:史記抄(1477)九)
    2. [その他の文献]〔澠水燕談録‐名臣〕

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