上名久井館跡(読み)かみなくいだてあと

日本歴史地名大系 「上名久井館跡」の解説

上名久井館跡
かみなくいだてあと

[現在地名]名川町上名久井 杉ノ木

県道櫛引―上名久井―三戸線の南側、上名久井の市街地の東南の丘陵地の末端が東の小河川の低地に臨む場所に位置する。東側低地との比高約一二メートル。三戸(現三戸町)八戸はちのへ(現八戸市)の中間に位置し、三戸城(現三戸町)北東馬淵まべち川の右岸地域を押える要地にあたる。慶長三年(一五九八)の館持支配帳に「一名久井館三千石 (紋)九曜東彦左衛門」とあり、東氏が居館した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android