名川町(読み)ながわまち

日本歴史地名大系 「名川町」の解説

名川町
ながわまち

面積:八三・〇四平方キロ

三戸郡の南に位置する。東は福地ふくち村・南郷なんごう村、西は南部なんぶ町・三戸町、南は岩手県九戸くのへ軽米かるまい町・二戸にのへ市、北は五戸ごのへ町に接する。町の大半が山地に覆われるが、北部には馬淵まべち川が北東流し、沿岸に平坦地をつくりだす。中央部から南部にかけての山地には南から北にその支流如来堂によらいどう川が流れ、馬淵川と合流する。

南部町より国道四号が北上し、八戸はちのへ市から国道一〇四号が南下して当町の北部の剣吉けんよしで合流し、四号はさらに北上して五戸町へ延びる。国鉄東北本線が馬淵川に沿って北部を横断し、剣吉に剣吉駅が開設されている。主産業は米と林檎を中心とする農業である。西端にある名久井なくい(六一五・四メートル)とその麓にある法光ほうこう寺を中心とする地域は、三戸町の城山公園とともに名久井岳県立自然公園に指定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報