上唐子村(読み)かみがらこむら

日本歴史地名大系 「上唐子村」の解説

上唐子村
かみがらこむら

[現在地名]東松山市上唐子

下唐子村の西に位置し、北は月輪つきのわ(現滑川町)。村の南を都幾とき川が東流し、村域は東松山台地から都幾川左岸低地に展開している。村の中央を川越秩父道が通る。「かみからこ」ともよんだ。松山領に属し、古くは下唐子村と一村で唐子村と称したという(風土記稿)。寛永二年(一六二五)一〇月、旗本菅沼藤十郎(定政)に上唐子村高一六一石余、上・下唐子村開発地高二五石余などが徳川氏から与えられている(記録御用所本古文書)。「寛政重修諸家譜」などによると菅沼氏比企郡などに所領を与えられたのは徳川家康の関東入国直後のことといい、定政の祖父定吉の代であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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