上大賀村(読み)かみおおがむら

日本歴史地名大系 「上大賀村」の解説

上大賀村
かみおおがむら

[現在地名]大宮町上大賀

保内ほない(現久慈郡大子町)より水戸に通ずる往還道筋の村で、東は岩崎いわさき村。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に「上大賀村」とみえ、同一八年の常州那珂郡上大賀村御検地水帳(「大宮町史」所収)末尾に「惣町合 八拾三町五反八畝九歩 分米七百四拾三石七合」と記される。年号留(「大宮町史史料集」所収)によると明和七年(一七七〇)三月村内にあった御城米郷蔵が焼失した。「水府志料」によると戸数およそ八三。

寛文三年(一六六三)の上大賀村社寺開基書上帳(「大宮町史」所収)真言宗観音寺がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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