上大道村(読み)うわおおどうむら

日本歴史地名大系 「上大道村」の解説

上大道村
うわおおどうむら

[現在地名]一本松町満倉みちくら

僧都そうず川東側のなだらかな山地(約一〇〇メートル)に立地する。西はみどり(現城辺町)、東は広見ひろみ村に接し、南は満倉村に接する。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇和郡の項に「上大道村 茅山有、日損所、原有」と村名がみえ、干害を受けやすい村としている。しかし「墅截」によると水掛りは「吉」とされ、小さな灌漑水路がつくられ、水利の改善が図られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android