四国八十八ヵ所(読み)しこくはちじゅうはっかしょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

四国霊場四国礼場ともいう。四国にある弘法大師ゆかりのある 88ヵ所のをいい,これらの寺を巡礼することを遍路という。弘法大師信仰が盛んであった平安時代末期から始ったものといわれるが,鎌倉時代に衛門三郎が子女急死により心して,この霊場を逆に 21回巡礼した話は有名江戸時代に急速に盛んになった。また各地にこれらの寺を模したものが造られた。

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百科事典マイペディアの解説

四国霊場,八十八ヵ所大師とも。四国地方の弘法大師の遺跡といわれる88の寺院。この霊場を巡礼することを遍路(へんろ)という。遍路は鎌倉初期の衛門三郎が子女の急死を悲しみ,順逆21回の巡礼をしたのに始まると伝えるが,弘法大師信仰より生じて,それ以前にもあったとする説もある。江戸時代に急速に盛んとなった。順路は徳島県鳴門市の霊山(りょうぜん)寺から海岸沿いに右回りに高知・愛媛を通って,香川県さぬき市の大窪(おおくぼ)寺で終わる。
→関連項目足摺岬石手寺観音寺金剛頂寺金剛福寺西国三十三所志度寺巡礼白峰善通寺竹林寺徳島[県]最御崎寺室戸阿南海岸国定公園屋島

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世界大百科事典 第2版の解説

四国の島内に散在する,弘法大師(空海)ゆかりの霊場88ヵ所を,順を追って参詣する巡礼コースで,四国八十八ヵ所弘法大師霊場とも称する。一般にはこれを〈遍路〉〈お四国〉などと呼んで,観音霊場の巡礼と区別している。遍路が霊場に参詣すると,そのしるしに〈南無遍照金剛〉と弘法大師の宝号を記したを納めることから,八十八ヵ所の寺々を札所(ふだしよ)ともいう。第1番の札所は阿波霊山寺(,徳島県鳴門市)で,ここから土佐(高知県),伊予(愛媛県),讃岐(香川県)とまわり,山深い大窪寺で終わる。

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