上将(読み)じょうしょう

精選版 日本国語大辞典 「上将」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しょうジャウシャウ【上将】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上位の将軍上級将帥(しょうすい)全軍首将。上将軍。上相。
    1. [初出の実例]「上将軍鳩嶺、下臣軍篠村」(出典太平記(14C後)九)
    2. 「戦死せる上将と覚しき者五百名の楯鎧を分捕り」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
  3. すぐれた資質才能を有し、その分野での第一人者と仰がれるような人をたとえていう。
    1. [初出の実例]「殊に至難の論題に於て此妙を得る者は、文壇の上将に非ずんば能はず」(出典:修辞及華文(1879)〈菊池大麓訳〉一般文体の品格を論ず)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android