上小堀村(読み)かみこぼりむら

日本歴史地名大系 「上小堀村」の解説

上小堀村
かみこぼりむら

[現在地名]小見川町上小堀

一之分目いちのわけめ村の南に位置する。寛文四年(一六六四)の内田正衆領知目録(寛文朱印留)に村名がみえ、下野鹿沼藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高五七四石余で同藩領。享保九年(一七二四)小見川藩領となる。宝暦一三年(一七六三)の取米二五七石余で小物成粟役一貫一八〇文、家数七二・人数三六二(高野家文書)。天保九年(一八三八)の小見川藩領郷村高辻帳(関家文書)でも同藩領。弘化二年(一八四五)の関東取締出役控帳では幕府領四二石余(無民家)と旗本太田領五七〇石余で、家数三〇。天明元年(一七八一)小見川藩の御勝手向が難渋となったため年貢未納の場合は残らず牢舎を申付け、なお納入しなければ闕所村払とする処分を行うこととなったが、当村では村払一・一〇〇日手鎖三・戸締一・急度叱三となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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