上尾村(読み)あげおむら

日本歴史地名大系 「上尾村」の解説

上尾村
あげおむら

[現在地名]上尾市上町かみちよう一―二丁目・宮本町みやもとちよう本町ほんちよう五―六丁目・緑丘みどりがおか一―二丁目・同四―五丁目・錦町にしきちよう・上尾村

上尾宿と村域が入会う。中山道上尾宿の加宿で、西側四町一二間余が中山道に面し、町並を形成していた(宿村大概帳)。上尾上村ともいい、足立郡上尾領に属した(風土記稿)。田園簿では上尾町に含まれ、「郡村誌」は延宝期(一六七三―八一)に上尾町から上尾下村とともに分村したとする。しかし文化四年(一八〇七)頃の写とされる元和九年(一六二三)九月の上尾上村御縄打水帳(ただし屋敷帳のみ。小川家文書)があり、幕府領で本百姓二三軒。田園簿の上尾町のうち旗本伊藤三之丞領三三二石余の一部が当村に相当するらしい。


上尾村
あがりおむら

[現在地名]大分市上戸次かみへつぎ 上り尾

影木かげのき村の西、大野川沿いに位置する。江戸時代を通じて臼杵藩領で、慶長一一年(一六〇六)の惣御高頭御帳に村名がみえ高二二四石余、利光村組。正保二年(一六四五)の稲葉能登守知行高付帳によれば本高一一八石余・出来高五八石余、田高八〇石余・畑高九六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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