日本歴史地名大系 「上山添村」の解説 上山添村かみやまぞえむら 山形県:東田川郡櫛引町上山添村[現在地名]櫛引町上山添丸岡(まるおか)村の東にあり、西方を内(うち)川、東方を志田(しだ)堰が北流する。中央を六十里越街道が縦断し、同街道から丸岡村、青竜寺(しようりゆうじ)村(現鶴岡市)方面へ向かう通称金峯(きんぼう)道が分岐する(山添村史)。集落は街道沿いに発達しているが、古くは各所に散在していたと伝える(山添村郷土史料)。かつては北接する下山添村と併せて山添と称されたと思われ、山添八幡神社の永徳二年(一三八二)の年紀をもつ大般若経写経奥書には「山副郷」「大泉庄山制郷」などとみえ、同写経(他の年紀も合せて約三〇〇巻)を納める天文三年(一五三四)銘の唐櫃には「上山そい金前門亥吉」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by