日本歴史地名大系 「上志和地村」の解説
上志和地村
かみしわちむら
- 広島県:三次市
- 上志和地村
志和地の地は中世には三吉氏の支配下にあったが、永正一三年(一五一六)には毛利興元が侵入した(「閥閲録」所収国司隼人家文書ほか)。また毛利元就が大内氏に差出したと思われる知行注文案(毛利家文書)に「志和地城切取事」という文言がみえる。「閥閲録」所収の飯田与一左衛門家の書上に「備後国三吉郡志和智村拾九石七斗弐升飯田与市左衛門給地」とあり、天正一九年(一五九一)の打渡帳面があると記している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報