日本歴史地名大系 「上悪戸遺跡」の解説 上悪戸遺跡かみあくどいせき 福島県:石川郡石川町中野村上悪戸遺跡[現在地名]石川町中野 悪戸・堀込阿武隈川と社(やしろ)川の合流点に架かる明神(みようじん)橋の北東一キロ、阿武隈川が形成した標高二八五メートルの東岸中位段丘上位面に立地する遺跡。昭和五七年(一九八二)に発掘調査が行われ、縄文―平安時代の遺構の下層から旧石器時代の遺物が発見された。暗黄褐色火山灰質砂質シルト層(III2層)から五六点が検出された石器の石材には石英が多く使用され、石器の種類はナイフ形石器やスクレーパー・剥片類である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by