日本歴史地名大系 「上揚村」の解説 上揚村かみあげむら 熊本県:上益城郡甲佐町上揚村[現在地名]甲佐町上揚・西原(にしはる)緑川の右岸にあり、東は安平(やすひら)村、西は上豊内(かみとようち)村、南は緑川を挟んで東寒野(ひがしさまの)村に接し、北は標高二〇〇メートルの山間の道が中横田(なかよこた)村に通じている。小村の西原は緑川左岸の飛地にある。慶長国絵図に村名がみえ、近世は甲佐手永に属した。「国誌」では「上揚石村」とあり、「里俗宮内村又ハ上揚村トモ云、西原ト云小村アリ」とみえる。宝暦一二年(一七六二)の甲佐手永手鑑では竈数二八・男一二六・女一三一、牛一六・馬一一、本高二三一石余、田四町六反五畝余・畑一二町五反九畝余、新地田畑六反七畝余、諸開(一毛畝物・野開・苅野・請藪)四町三反三畝余と茶床がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by