上早見村(読み)かみはやみむら

日本歴史地名大系 「上早見村」の解説

上早見村
かみはやみむら

[現在地名]久喜市本町ほんちよう三―四丁目・上町かみまち・上早見

久喜本町の西に位置し、北は久本寺きゆうほんじ(現鷲宮町)南東は下早見村。南は新川につかわ用水を境に江面えづら村。騎西きさい領に所属(風土記稿)。現市域に現存する最古検地帳である元和七年(一六二一)の武州騎西領上早見村地詰帳(野房家文書)によると、畑三三町余が打出され、分付百姓の記載もみられる。検地奉行私市きさい(現騎西町)の城主大久保氏の家臣。正保四年(一六四七)にも検地があり(風土記稿)、田園簿によれば田高一九九石余・畑高二八五石余、川越藩領。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳では反別は田方二三町三反余・畑方三二町八反余、ほかに新開高三五石余、田方一町六反余・畑方二町三反余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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