デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上村白鴎」の解説 上村白鴎 かみむら-はくおう 1754-1832 江戸時代中期-後期の陶工。宝暦4年生まれ。尾張(おわり)(愛知県)常滑(とこなめ)焼。ろくろをつかわず,指頭と箆(へら)で茶器,酒器などのほか,人物,動物の陶彫作品も製作。真焼(まやけ)(強火による素焼き)を得意とした。俳諧,茶,書などもよくし,京都九条家,楽了入,渡部宗玄,平沢九朗らと交流があった。天保(てんぽう)3年4月3日死去。79歳。通称は八兵衛。別号に白之。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例