上津上村(読み)こうづかみむら

日本歴史地名大系 「上津上村」の解説

上津上村
こうづかみむら

[現在地名]北区長尾町上津ながおちようこうづ

上津下村の西にあり、中世には有馬ありま上津畑こうづはた庄に含まれた。長尾川の上流域に位置し、村域を支流善入ぜんにゆう川が北流。慶長国絵図では上津下村とともに「コウツ畑村」一千六五石余に含まれる。慶長六年(一六〇一)三田藩主有馬則頼領、翌七年から元和六年(一六二〇)までは則頼の子で丹波福知山藩主有馬豊氏領とみられ、元和三年の摂津一国御改帳には玄蕃(豊氏)領の「上津相上村」がみえ、高五八二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android