上深井村・下深井村(読み)かみふかいむら・しもふかいむら

日本歴史地名大系 「上深井村・下深井村」の解説

上深井村・下深井村
かみふかいむら・しもふかいむら

[現在地名]北本市深井一―八丁目

東間あずま村の北にあり、北は下生出塚しもおいねづか(現鴻巣市)。上・下二村の境界は不明で、「風土記稿」などでは一括して深井村と記される。ほぼ中央を中山道が南東から北西に通る。足立郡鴻巣領に属する(同書)。応仁二年(一四六八)三月五日の旦那在所注文案(熊野那智大社文書)には、鳥居房へ売渡された清水三郎二郎相伝の武蔵国旦那知行分在所として「ふかい一円」がある。天正一六年(一五八八)八月一四日の太田氏房印判状写(武州文書)は深井対馬と同藤右衛門に宛てられ、北条氏政の証文のごとく自分の用途分以外の竹木伐採を禁ずるとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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