日本歴史地名大系 「上瀬村」の解説 上瀬村かみぜむら 富山県:婦負郡婦中町上瀬村[現在地名]婦中町上瀬・北上瀬(きたかみぜ)山田(やまだ)川中流右岸に位置し、対岸にあたる西は外輪野(そとわの)村、北は下瀬村。地名の由来は下瀬・三(さん)ノ瀬(せ)とともに鮎・鱒の捕獲場所が地名となり、後年漁民が住みつき開拓された(婦負郡志)。正保郷帳では高四〇石余、田方一町七反・畑方九反余。享保六年(一七二一)の高六九石余(「村付高改帳」島倉家文書)。寛政二年(一七九〇)の古高六六石余・定免三ツ六歩、新田高一七石余・平均免六歩一厘余、小物成銀一四匁九分三厘(高物成品々手鏡)。 上瀬村うわせむら 福井県:大飯郡高浜町上瀬村[現在地名]高浜町上瀬日引(ひびき)村の北に位置し、東は内浦(うちうら)湾に臨む。西北は丹後国加佐(かさ)郡田井(たい)(現京都府舞鶴市)と兜(かぶと)岬で接する若狭最西端の村である。慶長七年(一六〇二)六月一六日付の若狭国浦々漁師船等取調帳(桑村家文書)に「うわセ浦 〆七艘 十三人」とあり、古くから漁業を営んだ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報