上田ウマバチ遺跡(読み)うわだうまばちいせき

日本歴史地名大系 「上田ウマバチ遺跡」の解説

上田ウマバチ遺跡
うわだうまばちいせき

[現在地名]押水町上田

大坪おおつぼ川上流左岸山麓部に位置する縄文時代後期―晩期集落遺跡で、円形プランの竪穴住居跡一棟と土坑一八基が検出されており、土坑には土器棺を納置したものもあった。出土品には多量の土器と磨製石斧・打製石斧・石鏃石錘石錐石匙凹石・石皿・砥石などの石器類があり、他に土偶・滑車形耳飾・ミニチュア土器・土錘などの土製品や鰹節形石器・石冠・石刀・玉などの石製品が出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android