デジタル大辞泉 「上知と下愚とは移らず」の意味・読み・例文・類語 上知じょうちと下愚かぐとは移うつらず 《「論語」陽貨から》最上の知者は悪い境遇にあっても堕落せず、最下の愚者は、どんなによい境遇にあっても向上しない。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「上知と下愚とは移らず」の意味・読み・例文・類語 じょうち【上知】 と 下愚(かぐ)とは移(うつ)らず ( 「論語‐陽貨」の「惟上知与二下愚一不レ移」による ) 生まれながらに賢明な人は、どんなに悪い境遇や環境にも左右されて堕落することはなく、また、生まれながらに愚かな者は、どんなに良い境遇や環境のもとにおかれても賢者にはならない。[初出の実例]「是ぞ古人の、上智と下愚とは移らずとて、いかにすれども善きは善きままにてとほり、悪しきは悪しきままにてはつる也」(出典:筑波問答(1357‐72頃)六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例