精選版 日本国語大辞典 「最下」の意味・読み・例文・類語 さい‐げ【最下】 〘 名詞 〙 ( 「げ」は「下」の呉音 ) =さいか(最下)[初出の実例]「寂照は戒臈の浅ければ㝡下に着たるに、寂照が巡に成て」(出典:今昔物語集(1120頃か)一九)「よろこばしきかな極悪の 最下(サイゲ)凡夫のためにとて」(出典:浄業和讚(995‐1335)中) さい‐か【最下】 〘 名詞 〙 いちばん下にあること。また、いちばん劣っていること。さいげ。[初出の実例]「最下(サイカ)の音より、最上の音に至て」(出典:造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉三)「賤められて最下(サイカ)に其位置を占るものは」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例