上砂川線(読み)かみすながわせん

日本歴史地名大系 「上砂川線」の解説

上砂川線
かみすながわせん

三井鉱山鉄道専用線として砂川―上砂川間を結んだ函館本線支線。延長七・三キロ。用地と費用は三井鉱山が提供し、大正六年鉄道院が工事に着手した。翌七年完成し、石炭輸送が開始され、終着を上砂川と命名した(上砂川町史)。住民の要望で、同一五年に旅客取扱を開始。三井鉱山の出費で上砂川駅が設けられ、同時に国鉄に昇格した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android