上砂川町(読み)かみすながわちよう

日本歴史地名大系 「上砂川町」の解説

上砂川町
かみすながわちよう

面積:三九・九一平方キロ

昭和二四年(一九四九)一月、空知郡砂川町と同郡歌志内町の各一部を割いて成立。空知支庁管内で最後に誕生した町で、管内の中央部に位置する。山陵に囲まれ最高標高辺毛ぺんけ山の八一一・二メートル。北は歌志内市、南は奈井江ないえ町、東は芦別市に接し、九〇パーセントが山林。西は石狩低地に開口し、砂川市に接する。辺毛山に発するパンケ歌志内川は西流して砂川市に注ぎ、大きな沢(パンケの沢)を形成。この沢に市街地が形成され、上砂川町・上砂川・うずら文珠もんじゆ西山にしやま・東奈井江の各字がある。南北の山陵は強風をさえぎり、降雪量は少なく年降雪量六五〇センチ、最深積雪一一〇センチ前後。最高気温摂氏三五度、最低気温零下二五度、年平均気温摂氏七度、年降水量八五〇ミリ前後と比較的温暖。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上砂川町」の意味・わかりやすい解説

上砂川〔町〕
かみすながわ

北海道中部,夕張山地の西にある町。 1949年砂川町,歌志内町のそれぞれ一部と合体して町制三井鉱山を中心とする石炭の町として発展。 87年の閉山後は工業団地,炭坑跡を利用した地下無重力実験センターが建設された。自然美に恵まれた上砂川岳周辺は国民休養地に指定され,保養センター,キャンプ場などの施設がある。面積 39.98km2人口 2841(2020)。

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