上聞(読み)ジョウブン

デジタル大辞泉 「上聞」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ぶん〔ジヤウ‐〕【上聞】

天皇君主の耳に入れること。天皇や君主の耳に入ること。「上聞に達する」

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精選版 日本国語大辞典 「上聞」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ぶんジャウ‥【上聞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「しょうぶん」とも ) 主君に申しあげること。主君の耳に入れること。また、君主へのきこえ。上聴。
    1. [初出の実例]「若不罪者、録状上聞」(出典:続日本紀‐慶雲三年(706)三月丁巳)
    2. 「大勢にて罷り上らん事、上聞穏便ならずとて」(出典:保元物語(1220頃か)上)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐五蠧〕

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普及版 字通 「上聞」の読み・字形・画数・意味

【上聞】じようぶん

奏上。

字通「上」の項目を見る

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